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「メカトロで遊ぶ会」 設立趣旨

 

 現在、子供たちは物をつくって遊ぶ機会が非常に少ない。

 学校では、知識としての理科は教えてくれるが、それを納得し、自分の頭で考えて物をつくる機会はほとんどなく、遊びもテレビゲームが主流である。

 また、周囲を見回しても身近なところに工場もなくなり、工業製品もその多くがブラックボックスになってしまった。

 その結果、子供たちは「物をつくる」という場ばかりか、体験もないままに社会にでてしまうのが現状である。

 このままでは、これまで日本を支えてきたメカトロニクス技術が、次の世代に伝わっていかない恐れがあるのではないだろうか。

 最近、子供たちの「理科離れ」「物づくり離れ」という言葉をよく耳にするが、実際は、「理科」や「物を作る」ことが大好きな子供たちは依然多い。

 ただ子供の物づくりの心を育てる、”環境”が 整っていないだけである。
 また、コンピュータをはじめとするエレ クトロニクス機器にも大人に負けないほどの興味を抱いているが、 自分でプログラムをつくったり電子機器のしくみを知る機会は非常 に少ない。 これも”環境”が整っていないからである。

 これらの”環境”は子供たちが作れるものではなく、”大人たちの責任”であ る。
 それなら、子供たちに遊びの中でもっと楽しく物をつくる機会 を与えることが必要なのではないだろうか。

 子供たちに、もっと、 科学や技術や物づくりの楽しさを体験させたい。
 このまま「物づくり」の環境がない中で育った子供たちが大人になってしまうと、本当の意味での「技術の空洞化」が起こりかねない。
 ここまで発展してきたメカトロニクス技術を未来に繋いでくれ る子供たちに、「物づくり」の楽しさを体験させたいと思う。

 そこで、私たちは、この思いに賛同してくれる方々の力を集めて、子供たちといっしょになって新しいメカトロ時代を先取りする「物をつくる環境」を作っていきたい。

メカトロで遊ぶ会 発起人一同


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